ZERO✖️HSAJAPAN サポートドライスーツ誕生
ZERO営業部奥田さんに今回のサポートスーツについて聞きました
この度ハンディキャップダイバーのお客様のドライスーツを作成させて頂く機会を得ました。
これまでハンディキャップをお持ちの多くのダイバーの方は、ハンディキャップダイバーに 適したドライスーツが無い為、通常のネオプレン製の生地厚:3.5mm又は5mmで、 ネオプレン製のネックシール・リストシールを取り付けたドライスーツを使用されていて、 着脱やダイビングに、大変苦労しているとお聞きしました。 また、シェルタイプのドライスーツは、体温調整が難しいハンディキャップダイバーには、 不向きだとも聞かされておりました。 実際に一緒に行動を共にすると良く解りましたが、ドライスーツの着脱を行う時に、 ネックシール・リストシールがネオプレン製のドライスーツは、使用する本人もスタッフも 大変で、着脱だけで疲れてしまいます。
今回、解決策として、弊社では、通常のネオプレン製のネックシール・リストシールではなく、 新製品のシリコン製ネックシール・リストシール仕様で、生地厚2mmのラジアルドライスーツを作成致しました。 理由は、シリコン製のネックシール・リストシールは、ネオプレン製やラテックス製と比較して 超伸縮性があり、素材が丈夫な為、着脱がよりスムーズに、楽に行えるからです。
また、ドライスーツのボディには、プロカメラマンダイバーやインストラクターダイバーにも人気の 表生地には、耐久性・柔軟性・保温性が高い弊社オリジナルのラジアルコーティングされたネオプレン2㎜生地厚で 裏生地には、吸湿拡散機能及び消臭効果を備えた、「NASA」の宇宙服にも採用されている素材で、 「パラフィンワックス」を含んだマイクロカプセルが体表の温度を人間が快適であると感じる 32℃±1℃に保ってくれ体温の減少を防いでくれる素材を採用しました。
併せて、抜群の保温性能のあるイギリスweezle社のインナーウエア(弊社推奨インナー)を着て頂き、 通常、寒くてダイブタイムが、30分にも満たないハンディキャップダイビングであるとのことでしたが、 今回弊社のドライスーツ及びインナーをお試し頂き、着脱も楽に出来、水温15度の水域で30分以上のダイビングを行うことが出来 皆様に喜んで頂きましたことを弊社でも嬉しく存じます。
今回初めてハンディキャップダイバーの方のダイビングに随行させて頂きましたが、 HSAスタッフの皆様と共に、自ら出来る事は自らが行い、 水中世界を楽しんでいるハンディキャップダイバーのお姿に感銘を受けたと同時に、 人間が力を合わせれば出来る!という事を目の当たりにさせて頂き感謝の気持ちで一杯です。
我々ダイビングメーカーとして出来る事は、ハンディキャップダイビングにおいて、 ハンディキャップダイバーやサポーターの皆様が、より安全・安心で使いやすく、 より快適な愉しいダイビングが出来る器材やスーツの提供だと存じます。
今後もHSAスタッフの皆様やハンディキャップダイバーの皆様からのご意見・ご指導・ご鞭撻を 受けまして、より良いダイビング器材やスーツをご提供させて頂きたいと存じますので、今後とも 宜しくお願い申し上げます。
担当したHSAディレクター
体温調節の面で非常に大切なのは障害に応じた保温保護スーツをセレクトする事が非常に重要です。多くのハンディキャプダイバーにはドライスーツが適切なスーツであるでしょう。しかしネオプレーン性のブーツ一体型のスーツはサポートする側の脱ぎ着などに非常に手間がかかりそのためのスタッフの配置も必要となります。そうした問題点を一気に解決してくれたスーツがZEROさんが作成してくれたこのサポートスーツです。サポートする側も大幅な労力の軽減になりこれは非常にありがたいですね。またハンディキャップダイバー自身も高い保温性を維持でき消臭なども軽減されることでストレスが減ります。今後はHSAオフィシャルスーツとしてこのサポートドライスーツを積極的に利用していきたいですね。ZERO様には本当に感謝しています。