新たに2名のインストラクターが誕生

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関西ダイバーに朗報!大阪吹田にHSA加盟店誕生

6月12日〜16日の5日間に渡り開催されたインストラクタートレーニングコース。HSAJAPANでは新たに2名にインストラクターを認定した。

今回認定されたインストラクターは真木崇志(34)さんと福沢啓介(26)さんの2名。二人は大阪吹田にあるダイビングショップRIZE代表と店長。これを機に障がい者ダイバーの受け入れを本格的に開始する。

HSAインストラクターコース

-HSAインストラクターコースを受講されようと思ったきっかけは?

真木 生後すぐに大きな病気を患い中学生まで病院に通う生活が普通だった。健康になった今自分が何か社会に還元できる事はないかと模索していた中HSAの活動を知ることがありすぐに行動に出た。

-障がい者のシュミレーションを行なって感じた事は?

真木 ブラインドマスクをつけお店の周りやプールサイドなど歩いてみたりしましたが普段使い慣れている場所でも怖さがありました。耳や足元の感覚が敏感になりました。実際その他にも四肢麻痺役なども交代して行いましたがシュミレーションを通じて何が不便でどうすれば快適になるかを少し理解できた感じがしました

-ショップ経営者として障がい者ダイビングを今後どう受け入れていくのか?

真木 お店全体で障がい者ダイビングを盛り上げていきたいと思います。関西ではHSA加盟店としても最初のお店となるため使命感を感じています。今後はスタッフにも教育していき受け入れ体制を整えて行きたいと思っています。[wc_row] [wc_column size=”one-half” position=”first”]

株式会社SUN 真木社長
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視覚障害者のシュミレーション
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ITCコースでは実践的なトレーニングを実施

ITCではシュミレーションも多く取り入れるが最終日に障がい者ダイバーに協力をしていただきダイビングを行う。シュミレーションでは腹筋を使ってしまったり手を使ってしまうことも多々あるが実際のハンディキャップダイバーとのダイビングでは様々な問題が浮き彫りにされることもある。実際今回のダイビングでもドライスーツを着用させるときに特殊仕様の手首のシールを誤って破いてしまい結果体温調整を一番気をつけていかなればならない頸損ダイバーのスーツが水没したり合わせてグローブの着用なども忘れてしまいヒートロスの原因を誘発してしまう現状もあった。こうした経験はシュミレーション経験ができない問題でもあります。

様々な問題解決を通して理解を深める

実際にハンディキャプの方の講習やダイビングをすると様々な場面で医学的な知識が必要だったり技術的な対応が求めらる。医学的な問題はHSAではメディカルスタッフがいつでも対応可能な状態にあり的確な指示が仰げる。障害に関する潜水技術はそれまで何百人の障がい者ダイバーにダイビングを指導した経験とノウハウを持ち合わせたトレーニングデパートメントがフォローする。こうして経験値が少ないインストラクターも安心してハンディキャップを受け入れる体制がHSAには完備されている。あとは現場で障がい者本人とディスカンションを通じて問題を解決していき障がい者ダイビングに関する理解を深める事ができる。今後は彼達のような次世代のインストラクターが中心となり日本での障がい者ダイバーの育成を行なって貰いたい。

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ITCスタッフともに
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四肢麻痺ダイバーと実践的なトレーニングを行う
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