HSA ハンドブック2025

HSAJAPANインストラクター向け周知レポート(2025年版)

更新 2025年版「HSAJAPANインストラクターハンドブック」を作成いたしました。本レポートは、その内容の要点と、皆様に厳格に遵守いただきたい重要事項を周知するために配信するものです。

※本ハンドブックは随時更新されます。常に最新版の確認と遵守をお願いいたします。

ハンドブック2025年版の重要な追加事項

本2025年版ハンドブックでは、従来の法務・契約事項に加え、アダプテッドスクーバ®︎に関する特別規定および類似団体設立制限に関する包括的な法的規定が新たに追加されました。これらの規定は、HSAJAPANの知的財産および事業権益の保護に関わる極めて重要な内容です。

緊急周知事項:重要な法的制限事項

1. アダプテッドスクーバ®︎の知的財産権について

重要事項:アダプテッドスクーバ®︎の利用開催に関しては、ダイブウェイズ株式会社とHSAJAPANが共に障害者向けに開発した知的財産を有するものです。

厳格な使用制限

仮にダイブウェイズのフルフェイスマスクを入手したとしても、コース開催や使用方法などの特許にあたる内容はtHSAJAPANの管理下以外での使用は一切認められません。

法的措置の実施

HSAを退会した者がアダプテッドスクーバ®︎に関する権利を行使した場合には、法的処置を行います。

2.類似団体設立制限の法的根拠

不正競争防止法に基づく制限:不正競争防止法第2条第1項第1号および第2号に基づき、HSAの名称、商標、事業内容と類似する団体の設立は法的に制限されます。

商標法上の保護

HSAの商標は日本国内において特定非営利活動法人HSA JAPANが管理しており、商標法第25条により、類似する商標の使用は禁止されています。

一般常識に基づく制限事項

• HSAの名称や略称を含む団体名の使用禁止

• HSAと混同を生じさせる可能性のある団体名・事業内容の採用禁止

• HSAの教育システムや認定制度を模倣した事業の実施禁止

• HSAの理念や活動内容を無断で流用した団体運営の禁止

民法上の不法行為

HSAの信用や営業上の利益を侵害する類似団体の設立は、民法第709条(不法行為による損害賠償)の対象となります。

退会者による類似団体設立の禁止

HSA退会者が、HSAで得た知識、経験、人脈を利用してHSAと類似する団体を設立することは、信義則(民法第1条第2項)に反する行為として法的責任を問われる可能性があります。

3. 資格停止・契約解除、除名基準の拡大

以下の行為が新たに資格停止・契約解除、除名の対象として追加されました:

• アダプテッドスクーバ®︎の知的財産権を侵害した場合

• HSAと類似する団体の設立または運営に関与した場合

その他の重要な法務・契約事項(再確認)

メンバー契,約制度の厳格な運用

HSAJAPANとの関係は、メンバー契約のみとなります。この契約関係を正確に理解し、契約条件を厳格に遵守することが求められます。

知的財産権の完全理解と遵守

商標権

HSAの商標・標章・サービスマークは、Handicapped Scuba Association Internationalが保有し、日本国内では特定非営利活動法人HSA JAPANが管理します。

著作権:HSAの教材、マニュアル、指導資料、翻訳物は、Handicapped Scuba AssociationInternationalに著作権が帰属し、日本では特定非営利活動法人HSA JAPANが管理・翻訳権を有します。

保険加入と安全管理の義務化

現役メンバー(ACTIVE)は所定の保険に加入し、常に安全を最優先とした活動を行う義務があります。

緊急対応事項

1. 2025年版ハンドブックの完全理解

全てのインストラクターは、添付の2025年版「HSAJAPANインストラクターハンドブック」を完全に熟読し、特にアダプテッドスクーバ®︎および類似団体設立制限に関する新規定を理解してください。

2. 同意書への署名

ハンドブック末尾の同意書に必要事項を記入の上、署名してHSA JAPAN事務局へ提出してください。提出期限:2025年1月31日

3. アダプテッドスクーバ®︎関連活動の確認

現在アダプテッドスクーバ®︎に関連する活動を行っている場合は、HSAJAPANの管理下で適切に実施されているか確認してください。

4. 類似団体設立計画の中止

HSAと類似する団体の設立を検討している場合は、法的リスクを十分に理解した上で計画を見直してください。

5. 退会予定者への重要な警告

HSA退会を検討している方は、アダプテッドスクーバ®︎に関する知的財産権の制限および類似団体設立の法的制限について十分に理解した上で判断してください。

6. 法的リスクの認識

知的財産権侵害および類似団体設立は重大な法的リスクを伴います。不明な点がある場合は、必ず事前にHSA JAPAN事務局へ相談してください。

法的責任の重大性

皆様は、HSAJAPANインストラクターとして、参加者の安全確保、知的財産権の適正使用、契約条件の遵守について重大な法的責任を負っています。

特に、アダプテッドスクーバ®︎に関する知的財産権の侵害および類似団体の設立は、HSAJAPANの根幹的権益を損なう重大な違反行為として厳正に対処いたします。

結び

HSAJAPANインストラクターとしての皆様の活動は、障害を持つ方々の人生に深い影響を与える可能性を秘めています。

その責任の重さと誇りを胸に、適切な法的枠組みの中で、安全で質の高い指導を継続していただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

アダプテッドスクーバ®︎および類似団体設立制限に関する新規定を含む本ハンドブックの内容について、ご不明な点や緊急の相談事項がございましたら、下記のHSA JAPAN事務局まで直ちにお問い合わせください。

敬具

特定非営利活動法人HSA JAPAN理事会

添付資料

HSAJAPANインストラクターハンドブック2025年版

hsajapan_handbook_2025_pdf_fixed